2018年01月31日

青春ドラマ 『BPM ビート・パー・ミニット』エイズ患者やHIV感染者への差別

第70回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、FIPRESCI(国際映画批評家連盟)賞と次点にあたるグランプリをW受賞し話題となっている、ロバン・カンピヨ監督『BPM (Beats Per Minute)』。このほど、本作の日本公開が決定し、審査員長のペドロ・アルモドバル監督とロバン・カンピヨ監督の授賞式後の記者会見のコメントが到着した。BPM ビート・パー・ミニット DVD

1990年代初めのパリ。エイズの治療はまだ発展途上で、誤った知識や偏見をもたれていた。「ACT UP Paris」のメンバーたちは、新薬の研究成果を出し渋る製薬会社への襲撃や、高校の教室に侵入してコンドームの使用を訴え、ゲイ・プライド・パレードへ参加するなどの活動を通し、エイズ患者やHIV感染者への差別や不当な扱いに対して抗議活動を行っていた。

行動派のメンバーであるショーンはHIV陰性だったが、活動に参加し始めたナタンと恋に落ちる。しかし、徐々にショーンはエイズの症状が顕在化、次第に「ACT UP」のリーダー・チボーやメンバーたちに対して批判的な態度を取り始めていく。そんなショーンをナタンは献身的に介護するが…。RAW 少女のめざめ DVD

2017年の第70回カンヌ国際映画祭においてグランプリと国際映画批評家連盟賞を受賞した本作。第90回アカデミー賞外国語映画賞の最終ノミネートには至らなかったもののフランス代表作品に選出され、ヨーロッパ映画賞作品賞をはじめ、インディペンデント・スピリット賞の外国語映画賞ノミネートなど世界中の映画賞で旋風を巻き起こしている。



Posted by netofok at 17:06│Comments(0)
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